料理家・渡辺有子がディレクターを務める、食まわり/ 暮らしまわりのセレクトショップ FOOD FOR THOUGHT にて、企画展「子どもの器展」が開催されます。
本展は、子ども達に、小さいうちから本物の「器」に触れて親しんで欲しいという願いが込められた展示です。「食」は、五感すべてを使って楽しむもの。栄養を摂取するということと同時に、視覚、嗅覚、味覚、聴覚や触覚を使うことで、豊かな体験と学びに繋がります。
また、「器」は食を豊かに彩るものであり、料理を美しく引き立たせるだけでなく、器を作った職人のこまやかな技術に触れることができるものですね。器を大切にする人は食べ方も美しくなり、美しく食べる人の周りには美しく食べる人が集まってきます。そのような「はじめての器」を与えてあげるのは、私たち大人の役割です。
料理自体、食育も当然のことながらとても大切なことですが、口当たりの良さや手触りの良さ、素敵な器で食べると食事が楽しくおいしくなる事、大切に扱わないと割れてしまうことなど、「器」から学ぶことはとても大きいと思います。
今回は17名の素晴らしい作家達が本展に賛同し、この展示のために子どもの器を作り下ろしたそうです。また、ベビー向けの器だけではなく、10代の子達にも自分で選んだお気に入りの器で食事をしてほしいという願いが込められていて、少し大きめの器も多数準備されているとのこと。
ぜひ、ご家族みんなでお気に入りの「器」に触れてみてください。