[ある家族からのおたより] 生命を食べること

(千葉市 プリン)
 はじめまして。プリンと言います。先日の絵本紹介コーナーで取り上げられていた「どうぶつたち」を読んでメッセージを送りました。
 私のこどもが通う幼稚園は、単線鉄道しかないような山の中にあります。コンビニエンスストアは駅の近くに一つしかないような田舎です。人よりも動物が多いせいかもしれませんが、幼稚園では鶏が飼われていて、こどもたちにも人気があります。「ボボ」と「ミー」と名がつけられていて、家畜というよりもペットに近い関係性です。
 最初、鶏にはあまり感情がないものだと私は思っていたのですが、こどもたちの話を聞くとどうやらそういうことでもないようです。息子に言わせると、鶏も喜怒哀楽がちゃんと存在して、言葉(メッセージ)をしっかり伝えることができるのだそうです。
 「暑い」、「お腹が減った」、「今は眠たい」などちょっとした行動や泣き声をこどもたちが解釈して、コミュニケーションを図っているようです。
 先日は、鶏が卵を産み、それを食べては駄目と(こどもたちがそのように解釈して)訴えるので雛に孵してあげた、と幼稚園の先生から報告を受けました。こどもたちはしっかり動物との絆ができているのですね。
 数日後、家庭で卵料理を出すと「食べない」と明瞭に口に出し、食べてくれなくなってしまいました。それ以来、生命を食べるということの意味をしっかり言語化して伝えるようにしています。「いただきます」「ごちそうさま」など、生命を食べるということがどのような意味を持つのか。人と動物、長い歴史があるからこそ、大事なことを見失なわないようにしようとこどもを通じて最近感じたことです。

 

 

本記事は読者さんからお便りを元に、許可をいただいた上で誤字の訂正や読みやすさを考慮して改行などを加えています。また、写真は編集部で選んだイメージとなります。
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