3歳以上の子ども向けテーブルウェア『NUPPU JUNIOR』

 私たち家族は、家での「食」の時間を大切にしています。独身の時はあまり意識していませんでしたが、食卓を囲み人とコミュニケーションを図ることが(コロナ禍で益々)とても豊かな時間だと思えるようになってきました。友人や仕事仲間、そして、娘も参加する食事会は、非日常的空間をつくる貴重な時間です。そのことが功を奏しているのかはわかりませんが、1歳9ヶ月の娘も「食」が好きなようで、同じ年齢の子どもたちよりも身体が大きく成長しています。
 どうして早く気づかなかったのかと最近になって少し後悔しているのですが、「食」から学ぶことは本当に多く、だからこそ娘にも小さな頃から「食」にまつわるさまざまな体験、豊かな体感をして欲しいと思うようになりました。その中のひとつ、最近特に興味を持ち始めたのが、料理を彩る「器」です。考えてみれば、一日二食家で食べると仮定すると、器にふれる時間は人生において結構な時間になります。同じ料理だとしても器でその印象が大きく変わりますし、文字通り手触りとして体感する時間として貴重なのだと思うようになりました。
 そのような訳で、子どもが豊かな食事体感ができる器を探していた時、妻に『NUPPU (ヌップ)』を紹介してもらいました。『NUPPU』はフィンランド語でつぼみを意味し、つぼみがふくらみ花開くように成長する子どもたちを、長く見守り寄り添える存在でありたいという想いが込められたテーブルウエアブランドです。
 先日、このブランドから3歳児以上の向けテーブルウェア『NUPPU JUNIOR』がリリースされました。製作は陶磁器で長崎県の波佐見焼によるもの。江戸時代から続く伝統的な技術を用いて、ひとつひとつ丁寧に焼き上げられています。陶器は壊れても3年間無償で交換(*但し、交換は1度のみのようです)してもらえるので、子どもでも安心して使用できます。
 『NUPPU』のプロダクトデザイナーであるマイヤさんは、2児の母親として、自然からのインスピレーションを造形に加味することで、長く愛されるフォルムを作り上げており、デザインとしても美しい仕上がりです。色彩も柔らかく、どこか安堵感を得るのも北欧ならではの感覚ですね。デザイン性の高さ、優しい手触りと温かみのある口触り、家族にとって大切な食卓に彩りを与えてくれそうなプロダクトです。もちろん、プレゼントにしても良いかもしれません。

 
 

NUPPU
www.nupputableware.com

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