乳児と暮らす一日 午後の部

 

 前回、「乳児と暮らす一日 午前の部」と題して、生後8ヶ月となる娘との平凡な一日について、私たち家族なりの過ごし方、気をつけていることを書きましたが、今回は午後の部を書いて見たいと思います。
 同じくらいの年齢でも、その子の個性や季節、家族の生活スタイルによって異なると思いますが、何かの参考になれば嬉しいです。

 

 

昼食 12:00 – 13:00
 
 9ヶ月になったら離乳食も3回になるので、その前段階のステップとしてこの時間をおやつの時間としています。3回の食事の時間を少しずつ認識してもらうために、少量のたまごボーロと麦茶をあげています。
 食事で気をつけているのは、早く済ませてしまいたいと焦って無理やり食べさせるのではなく、娘のペースで進めることです。どうしても途中で他のものに気を取られてしまうこともありますが、食べることに注意を向けさせるために、独自に音楽(口に運ぶまでの効果音のようなもの)をつけたり、どのような具材が入っているかなどを伝えたり、子どもとの相互関係で会話をするように心がけています。

 

 

昼寝 13:00 – 15:00
 
 昼食の後も娘は昼寝をします。最近、昼過ぎには夏のような暑さの日もあるので、気温に注意しながら、睡眠の前後に水分補給をさせたり、ハンカチに包んだ保冷剤をタスキのように結んで体温調整をしたりして、熱中症対策をしています。
 午前中の朝寝もそうなのですが、娘の睡眠時間が個人的にやりたいことができる、貴重な時間でもあります。午前中に済ますことができなかったこと、仕事のための勉強や離乳食の準備、あるいは料理の下ごしらえなど、集中的に行えることを済ませるようにしています。
 また、たいていの場合、私は1階で作業をして、娘は2階の寝室にいるので、娘の声がいつでも聞こえるように(風通しも含めて)扉は開けっぱなしにしています。

 

 

夕食準備 16:00 – 17:00
 
 娘が昼寝から目覚めたらオムツを替えて、ミルクを飲ませます。
 その後、娘を床に敷いた布団に座らせ、夕食の準備に取り掛かります。娘は一人で集中してものを見ることが好きなようで、食事の準備中は一人遊びに夢中なのですが、ときどき柱や壁を挟んで「いないいないばあ」をすると、座ったまま体を傾けてこちらを覗いてきたり、満面の笑みで手を動かして喜びます。
 料理で火を使っているなど危ない時以外はなるべくその姿を見守ったり、娘のまだ言葉にならない声に反応して、会話することも心がけています。どのような本かは忘れてしまったのですが、喃語やその前段階であっても、子どもとコミュニケーションを交わすことは言葉を覚える速さなどに影響があるという記事を読んだことがあり、それを実践しています。
 また、TVなどを見せたら楽なのでしょうけれども、目の疲れ(視力低下)や情報に対して受身的にならないように、ある程度大きくなるまでTVは見せない予定です。ひとりの時間の中で、自分で遊びを見つけて楽しめるように育てたいという想いがあります。

 

 

夕食 18:00 – 19:00
 
 旦那さんが、17時30分頃に飼い犬の散歩に行くので、最近では一緒に(それまでに夕食の支度がすんでいれば)行くことがあります。夏は日中に気温がぐっと上がるので太陽が和らぐこのくらいの時間がちょうど良いです。
 戻ってきてから、朝食同様に「いただきます」をしてから、離乳食を食べ始めます。娘は今のところ好き嫌いなく、食べることが好きなようですが、食事を楽しいものと思ってもらいたいので、お互い椅子に座り顔と顔を合わせてお話をしながら、娘のペースに合わせてスプーンを口に運びます。
 その後、みんなで食卓を囲みます。夫婦の会話に娘も入ってきたり、コミュニケーションを図ろうと手で指差して、「ママ」「パパ」と言ったり、急に言葉にならない叫び声をあげたり、賑やかな食卓です。娘の話はもちろんのこと、夫婦で行うプロジェクトなどもあり、この時間を利用して家族の出来事や想いを共有することが多いです。

 

 

歯磨き&お風呂 20:00
 
 朝と同じようにみんなで歯磨きをし、旦那さんと娘でお風呂に入ります。お風呂あがりの娘を迎える準備をしながら、お風呂から聞こえてくるふたりの会話に聞き耳を立ててみると、「今日はどんな一日だったか」を話していたり、一緒に歌を歌ったりしているようです。
 一通り身体を洗い終えたら、私がバトンタッチし、歌に合わせてベビーマッサージと着替えをします。ご近所の先輩ママさんから教えてもらったベビーマッサージの歌は何度も娘の名前が登場するので、彼女もお気に入りのようで着替えが終わるまでにこにこしています。
 着替えを終えたらミルクを飲み、私の顔や髪で遊びながら眠りにつきます。

 

 

夫婦の時間 21:00 ~
 
 娘が寝た後、私もお風呂に入り、その後の時間は夫婦の時間としています。家族の中で問題を抱えていることがあればこの時間に話すことが多いですが、何もなければ、映画やゲームをしながら、たわいのないおしゃべりや、考えていることを共有します。寝る時間は、夫婦まちまちではなく一緒で、多くの場合は22時、遅くて23時頃です。
 子育てをして一番変わったことかもしれませんが、娘は朝5時台に起きることもあるので、早寝をする習慣が身につきました。栄養価のある豊かな食事はもちろんですが、それと同じように良質な睡眠をとることも、良い子育てに必要なことだ、と最近では実感するようになりました。

 

 こうして、あらためて乳児と暮らす一日を振り返って整理してみると、乳児はミルクの時間が決まっているので半ば強制的に、娘に合わせたタイムスケジュールで私たちも動くことがわかります。はじめは体が馴染まず、つらいと感じることもありましたが、結果的にとても健康的な生活になり、心地よい毎日を過ごしています。
 また、毎日、育児日記をつけることも子育てを通じて学びをもたらしてくれることの一つかもしれません。子育てをして、ふと気づくと娘の成長のスピードをとても早く感じることがあり、時の流れの速さをどうしても実感せずにはいられなくなる。時を留めることはできませんが、日記を書くことで、その一瞬を未来に残せるような感覚になります。娘と過ごす一日一日を大切にできるような子育てが私たち家族の理想です。
 そんな中で、きっとこれから起こる近い未来の大きな変化は、娘が1歳を迎えること。この年齢を節目に私が再就職を目指し、娘は保育園へ行くことを計画しています。きっと、今回振り返ったタイムスケジュールから様変わりするはずです。その中で変化したこと、気づいたこと、工夫したことなどをまたあらためてリポートしたいと思っています。

 

(文 佐々木桜子)

 

「午前の部」はこちらから

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